2011年12月30日金曜日

おすすめ天文暦



今年もあと30時間あまりとなりましたね。すでに来年に向けて新年のカレンダーを購入した人も多いと思いますが、占星術を学習している人で、まだ持っていない人は、天文暦もちゃんと買いましょう。


アストロエフェメリス(ポケット版)第6刷
日本を代表する国際的占星学者、故石川源晃先生プロデュースの世界最小の天文暦です。第6刷は50年分のデータが追加され、1900年~2100年のスパンがカバーされています。小惑星はいわゆる4大小惑星とキロン、エリス、セドナが掲載。200年分のデータをポケットサイズに凝縮するために、太陽は10日ごと、月は隔日、水星は3日ごと、金星と火星は5日ごと、木星と土星、4大小惑星は10日ごと、キロンとエリス、セドナ、トランスサタニアンは30日ごとの位置の表示となっています。ハウス・テーブルもあるので、これ一冊でフルなチャートの作成が可能。計算精度にはやはり限界があるかもしれませんが、コンピューター全盛の時代に敢えてこのような天文暦を使ってみるのもよいと思います。小惑星研究家としては、エリスとセドナをスタンダードとして暦に挿入されていることは、占星術界の長老であった石川先生の遺言であると捉えています。グローバル・スタンダードなどという幻想を打ち砕くトリックスターとしてのエリス、大規模化する自然災害を象徴するセドナは、まさに21世紀を生き抜くヒントを与えてくれる存在となるでしょう。

★Stargazer占星暦
アルマナックさんが2003年から毎年出版している天文暦で、日本標準時で1年分の占星データが掲載されています。2012年版も既に出ていますから、在庫が無くなる前に早めに入手しましょう。これには毎日の天体配置(月は毎日の午前0時と正午の位置)が書かれており、各惑星が逆行・順行する時期、ボイド時間帯、アスペクト表などが別々のページにまとめられていて、薄いので持ち運びやすく、特にホラリーやイレクショナル占星術の実践ではとても重宝しています。小惑星はセレスとパラス、ジュノー、ヴェスタ、キロン、ペルセポネが掲載されています。しかし、この天文暦のペルセポネは、IAU(国際天文連盟)が正式に認定している第399番小惑星のペルセポネではなく、通称QB1(キューブ・ワン)と呼ばれる全く異なる天体ですから注意が必要です。これをペルセポネと読んでいるのは世界的にも一部の占星術家だけで、正式な名前はまだありません。


21世紀「日本占星天文暦」
米国のACS社刊の国際的な天文暦の日本標準時版です。アレクサンドリア木星王先生が主導した魔女の家BOOKSから出版され、2007年に増補版(2001~2050)が出ました。海外では非常に多くの専門家から信頼され、愛用されている暦です。小惑星はキロンのみ掲載。見開きで4ヶ月分の天文データが載っていて、各月の月齢や日月食、惑星のサイン移動、逆行期間などもコンパクトにまとめられています。今はすでに引退されたそうですが、ACS社でデータ作成のリーダーを務めていたのは、リック・ポテンジャーさんというこの道では世界最高峰のエンジニアです。私は個人的に特殊な天文データが必要になったときにはポテンジャーさんにお願いしてしまっています。とてもフレンドリーで良い人です。


それで、占星術を10年以上教えていますが、いつまでたってもチャートが読めない人の特徴として、天文暦の読み方が分からない、手計算でチャートを作成できないというのがあります。最近ではPCソフトやオンラインですぐにチャートが入手できますからしかたがないのですが、自分で計算して書いたことがない人は、天体の運動パターンを感覚的につかんでいないのでお手上げです。手描きでチャートを作る講座をやってください、などと言ってくる人も完全にアウトです。そんなことは書店で売っている入門書にもやり方が書いてあるし、小学生でも計算できるのですから、わざわざお金を出して習うことではありません。ぜひとも上記のような天文暦を自分で買ってトライしてください。

2 件のコメント:

  1. 日本語の意味が分からない人は意味が分からないので計算が出来ません。脳みその問題だと思います。そして出来て当たり前と思うのは出来るから云えることであってりんごの絵を描けない人と描ける人の差は大きいと思います。
    まぁこんなことを云っても仕方がありませんがね。

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  2. その場合は日本語の学習から入っていただくしかありません。ご健闘をお祈り申し上げます。

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