2011年8月4日木曜日

オリキュロセラピーの話

耳ツボというと、日本ではダイエット法の一種だと思われていますが、実はこれはオリキュロセラピー(耳介療法)というれっきとした鍼灸治療のメソッドの一つで、心身の様々な不調に効果があります。身体の一器官でしかない耳に全身のツボが集中しているという概念は、今では健康法としてすっかり定着した感のあるフット・リフレクソロジー(足底反射療法)と共通しています。



欧米だとディスカバリー・チャンネルで放送されたこの番組の影響か、麻薬やタバコへの依存症の治療法としても認知されています。



私自身はこのオリキュロセラピーのおかげで、偏頭痛とか胃もたれといった不定愁訴がすっかり良くなりました。最近は急性の腰痛がすぐ楽になって助かった(涙) 何かあると鏡を見ながら自分で鍼打ってます。鍼だけでなく、電気パルスやレーザーで刺激したり、金属製のビーズを貼ったり、指や綿棒でマッサージする治療法もあります。

耳と全身の対応は上の動画の中にも図解が出てきますが、いわゆる耳たぶが頭で天辺が足腰になっている、つまり人体が逆さまに投影された状態になっています。このホムンクルスを発見したのはフランスの医師ノジェで、1960年代のことですから、まだまだ新しく、これからも発展していく分野ですね。

創始者がフランス人だというのは意外だと言われますが、そう、オリキュロセラピーのアイデアは中国ではなくフランスが先です。耳穴(耳ツボ)の詳細な分布図を発表したのは中国が先のようですが、治療効果を発見したのはドクター・ノジェ。しかし、フランスも中国もかなり研究が進んでいて、それぞれ素晴らしい成果を挙げています。日本は鍼灸治療の伝統が長いのに、オリキュロに関しては後れを取っているのではないかと思います。こんなに簡単でしかも効果的な治療はなかなかないと思うので、日本の鍼灸師ももっとオリキュロを仕事に取り入れてほしいです。

下の画像は耳ツボに鍼を打っているところです。モデルは私が治療した女性ですが、施術以降、低下していた食欲が戻ってきたとのことです。痩せるだけがオリキュロではありません!




下の図は耳穴に金属のビーズを透明のシールで貼り付けているところです。これだけでも結構効果が出ます。ビーズは金(陽)と銀(陰)があって、身体のエネルギーの状態に合わせて使い分けたりします。植物の種も使う方法もあります。




耳に人体がホログラフィックに投影されているということは、これは占星術の12サインも照応していることになります。ラフスケッチですが、下の図のような感じです。実は私はこのアイデアを元に、ホロスコープの情報から耳ツボと治療に使う素材を選ぶ試みを続けていて、近くその成果を発表する予定です。メディカル・アストロロジーの処方としては最も新しい分野になるかもしれません。



ちなみに耳ツボでダイエットを謳っている業者がネットでも散見されますが、なぜかサプリメントの購入とセットになっている所が多いですね。オリキュロの施術よりもサプリの料金のほうが高額になるのは、どう考えてもおかしな話です。「痩せると栄養失調を起こすから」などというもっともらしい説明をするらしいですが、そのような無理な治療プランを立てている時点でセラピストとして失格と言わねばならないでしょう。

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