2009年7月30日木曜日

幻の占星術

Photo 中国ではあんまりゆっくり買い物する余裕がありませんでした。いろいろな場所を駆け足で回った感じだったので。しかし、帰りの上海空港の売店で、たまたま中国の占星術の本を発見したので、思わず買ってしまいました。中国占星術といえば、四柱推命とか紫微斗数とか、暦を使ったものがよく知られていますが、この『星学大成』は七政四余(しちせいしよ)という実在の天体を使ったホロスコープ占星術の教科書です。万民英という人が民代に書いた古典中の古典だとか。私は始めて手に取ったのですが、これいいなー! 中国語全然分らないですが、原文(いわゆる漢文)と現代の中国語(普通語)が併記されていて、図像も豊富でとても面白いです。漢字とイラストをヒントにして推理しながら読んでみると(間違ってるかもしれませんが・・・)、七政は太陽と月、水星、金星、火星、木星、土星の7惑星のことで、意味は西洋占星術とほとんど変わらないようです。四余とは羅ゴウ(←ゴウの字、ワープロで出ないです)、計都、月孛、紫気のことで、これらは実在の惑星ではなく、惑星の気が余った結果生まれた虚星なのですね。羅ゴウはドラゴン・ヘッド、計都がドラゴン・テイルなのですが、前者は火星の気が、後者は土星の気が余って出来たのだとか。西洋だと、ヘッドは木星に性質が近いという考えがありますが、この点異なってますね。テイルが土星と関連するのは同じですが。ヘッドもテイルも中国では凶星らしく、そのため2つのマレフィックから派生したと考えられたのでしょう。月孛は水星の気の余りで、解説文に彗星という文字が見えますが、なぜか公転周期は9年になっています(汗)。これは月の遠地点(ブラック・ムーン・リリス)かな? 吉凶は不定だそうです。最後の紫気は木星のエネルギーの余剰から生じた吉星らしいのですが、公転周期は28年か29年…。ほとんど土星と同じスピードですが、「突然出現的星」などとも書かれています。なんだろうこれ…。『星学大成』、他にも面白そうなこといっぱい書いてありそうなので、また取り上げたいと思います。



3 件のコメント:

  1. 突然のコメント失礼致します。
    失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
    http://sirube-note.com/chinese/
    もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
    http://sirube-note.com/chinese/link/register/
    今後ともよろしくお願い致します。
    0TMYTc0O

    返信削除
  2. 先生だの師匠だの呼ばないで~2009年8月1日 5:11

    こんばんは。
    よしがきせんせい(←全部ひらがなに、汗
    面白いのでこのままにしときます)はご存知
    かと思いますが。。。
    昔、土星のリングはリングだと理解される前は
    土星の衛星だと思われていて見えたり
    見えなかったりしたとか???というのを何か
    で読んだような気がします。
    「突然出現的星」はそんなイメージ?
    でしょうか?

    返信削除
  3. >sirubeさん
    大変申し訳ございませんが、当ブログでは現在リンクは受付けておりません。
    ��先生様
    土星のリングはガリレオの発見ですね。
    http://www.sakai.zaq.ne.jp/duadr200/galileo/galileo%20saturn.htm
    七政四余の成立はこれよりはるか以前なので違うかも。超新星でもないだろうし・・・。ダーク・ムーンとかヴァルカンみたいな仮想天体かもしれないですね。 

    返信削除