2008年4月7日月曜日

ハチ公とプルート・ドッグ

ハチ公と冥王星の間に何の関連があるのかというと、日本で忠犬ブームが起こった1930年代初頭は、丁度冥王星が発見され、それが「こいぬ座」を通過していた期間と重なっているのです。



メーラという犬が非業の死を遂げた飼い主の亡骸のそばを離れずに鳴き続け、死後は天に昇ってこいぬ座になったという話なのですが、これはまさにギリシア神話版の忠犬物語であり、ハチ公にそっくりではありませんか!


こいぬ座はトロピカルの獣帯で表現すれば蟹座の18度から23度あたりに位置する、プロキオン(蟹座24度)とゴメイザ(蟹座21度)という2つの恒星で成り立っている非常に小さな星座です。この天の小犬は、ギリシア神話では英雄オリオン、もしくは猟師アクタイオンに従う猟犬だと伝えられていますが、他の非常に悲しい物語でも知られています。それは、


以下にハチ公ブームの経過と冥王星の動きをリンクさせてみます。(括弧内は冥王星の位置)

★1927/秋:渋谷駅で故上野教授の帰りを待つハチの姿がよく見られるようになる。(蟹座17度)
★1930/2/18:冥王星が「こいぬ座」で発見される。(蟹座17度)
★1932/10/04:朝日新聞に「いとしや老犬物語」が掲載される。(蟹座23度)
★1934/04/21 渋谷駅前にハチ公の銅像が建てられる。(蟹座22度)
★1935/03/08 ハチ公没する。(蟹座24度)

特に、ハチが新聞報道の影響でアイドル化してから「天に昇る」までの数年間は、こいぬ座のα星(最も明るい恒星)であるプロキオンと冥王星がコンジャクションになっているのがお分かりでしょうか?

様々な文化圏の神話を紐解くと、犬と死の世界との深い関わりを暗示するものが数多く見られます。その代表として、エジプトの冥界神アヌビスが挙げられますが、元祖忠犬のメーラもまた、冥界の女神ヘカテの化身だとする伝承も存在しています。犬は古来から人間の忠実な友であると同時に、我々の魂を冥界へと導く霊的な存在だと考えられてきたわけです。冥王星の発見当時、その死のイメージは様々な象徴的事件を通して世界中の人々の意識に刷り込まれましたが、当時の日本人にとっては、こいぬ座の「忠犬元型」を借りたハチ公ブームという現象も、その一つの形式だったのでしょう。

いえ、日本人だけではありませんでした。ハチ公ブームと期を同じくして、米国でもあるスーパーアイドル犬が誕生しています。その名もプルート! 今や国際的に知られるこの犬は、米国の天文学者が第9惑星を発見し、プルートと命名したことにあやかって、ウォルト・ディズニーが1930年に創造したアニメ・キャラです。犬なのにネズミのミッキーに飼われ、アゴで使われるという設定は気の毒な気もするのですが、少なくとも忠犬であることは間違いないでしょう! 占星術的には、ハチ公とプルートは同じこいぬ座で生まれ、冥王星を経由して地球にやってきた双子の兄弟だったのです。(と私が勝手にそう解釈しているだけですが) それにしても、同じDNAを持った双子でも、里子に出されたお国が違うと、こうも印象が変わるものでしょうか。w

3 件のコメント:

  1. この記事おもしろすぎる!!
    よしがきくん、天才だー。
    わたし、蟹座の18度に太陽があって、14度に火星、24度に金星あります。それで、自分が生まれて初めて文章で泣いたというのが「フランダースの犬」の本。かなり幼いころのことで、自分が痛いとか淋しいとか悔しいということ意外で泣いた経験がそれ以前に無く、初めて他人事に涙したのを鮮明におぼえています。犬がツボのはずだわー。

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  2. こんにちは。
    ��月8日は、(忠犬ハチ公の日)に制定されているそうですよ。
    http://www.nnh.to/04/08.html
    あと、ハチ公の話が、リチャードギア主演で、ハリウッドで映画化される話があるそうです。
    もしかしたら、また、ハチ公ブームみたいのが来るのかもしれないですね。
    http://www.hachikoclub.com/column34.html

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  3. ハチ公ハリウッド映画化の話で、こういう記事もありました。
    ハリウッド映画化される時は、どういう話になるんでしょうね。
    興味深いです。
    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/135866

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